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2010年10月19日

私が所属している賃金研究会、代表は糸賀大先生。
先日、古希のお祝いの会でのこと。
先生の話が胸にぐっと響きました。

ぶどう

「きつねとブドウの話」(イソップ童話)
この話を知っている?
美味しそうなブドウを取ることが出来ないキツネは、悔し紛れに
「このブドウはちっとも美味しくないに違いない!」
と自分の能力の無さを認めず、自己防衛してしまうんだよ。

人間はすぐ自己保身に走る。

この話の解釈は数あれど、私の胸に響いたのは
多分
1日1日精一杯やっているか、1時間1時間精一杯やっているか、
と問われ、その後続いた話だったから。

いつもどこかで言い訳をしていないだろうか、
「今日は体調が優れなかったから」「今日は急に電話がはいったから」
そんな自分を言い当てられてしまったからでしょうか。

70歳を迎え、尚、パワフルに毎日飛び回り、「生涯現役」と体で示してくださる。
糸賀先生には振り向けば如何でしたかとの質問が愚問に感じられました。

先生は私に、にっこりと優しい笑み一杯で最後にこう言われたのです。
「小倉さん、明日から頑張ろうって思ったでしょう? 違うよ、今からだよ」

それでも、いつか先生の足元に及びたい。