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2010年5月11日

4月23日(金)に日本理化学工業株式会社様の川崎工場に見学に行ってきました。

「日本でいちばん大切にしたい会社」の著書にもある、障害者雇用を積極的に行い続けてきた
会社です。

平成22年現在、全体の70%以上が知的障害のある社員の方です。

チョークを作っている工程を拝見しましたが、皆さん本当に障害をお持ちの方なのだろうか・・・?
という思いで一杯になりました。

軟らかい状態のチョークを型に均等に並べて行く様な、難しい工程を見事にこなされていました。
正に職人技という感じで、技術者集団であったというのが感想です。

会長の大山様から伺った入社条件の中に、
「自分の事が自分で出来ること」「人に決して迷惑をかけないこと」という基準が含まれていました。
果たして、私自身出来ているだろうか?という思いにかられました。

皆さんの周りの方達も、健常者の方でも、果たしてこれが出来ているでしょうか。

また、大山様は子供たちへの言葉として
「会社にただ行けばお給料が貰えるのではない。労働を提供しなければ、お給料は貰えないのですよそれが会社だから」と伝えた話をなさいました。

働く事の喜び、働ける喜びを忘れ、会社員だった頃の私は「ああ、忙しい」「仕事の内容がつまらない」「会社なんて・・・」と愚痴ばかり言っていたことを思い出しました。

私達社会保険労務士は、障害者の方達の障害年金申請などに関わる場面がありますが
ただただ、申請をするばかりではなく、本当の意味でのノーマライゼーションを目指し、
雇用の場が広がる為に大いに行動しなければという思いを胸に戻りました。

写真はチョークに代わり次世代を担う、ガラスに描いても消せるキットパスです。

キットパス

KITPAS

小さい頃画用紙一杯に描いた絵が窓に描けるそう・・・沢山の夢を持ち、適えたい!

この思いは皆一緒ですね。

 日本理科化学工業株式会社